岸和田市の「市展2027」について、2026年8月に開催された市展委員会で、来年度の第78回市展に向けた具体的な協議が行われました。
毎年、岸和田市の市展が気になっている人のなかには、
- 「2027年の岸和田市市展は開催されるの?」
- 「募集要項や作品の規格は変わるの?」
- 「各部門の開催が休止になる可能性もあるの?」
そんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
今回の会議では、写真部門の加工規定や生成AIへの対応、書部門の作品規格などについて意見が出されたほか、出品者数の減少や高齢化を背景に、各部門の今後の継続についても具体的な案が示されました。
そこでこの記事では、第2回市展委員会で第78回市展に向けて何が話し合われたのか、各部門の継続問題や作品規格の変更案、この先の予定まで詳しく紹介します。
岸和田市の市展2027は開催決定?第78回に向けて協議された内容

岸和田市の2027年の市展について、現時点では「開催決定」と正式に発表された段階ではありません。
2026年8月28日に開催された「令和8年度第2回市展委員会」では、来年度にあたる第78回の市展について協議が行われました。
2027年の市展は、すでに内容が確定しているというよりも、開催に向けて委員会で検討が進められている段階です。
今回の協議では、写真部門や書部門の作品規格に関する変更案だけでなく、出品者数の減少や高齢化を背景とした各部門の継続についても話し合われました。
特に各部門の継続については、一定の出品者数を基準にする案まで示されており、今後の市展のあり方に関わる重要な議論となっています。
マッツ今後は、各部門での検討を踏まえ、第3回市展委員会で改めて協議される予定です。
2027年の岸和田市の市展で変更される可能性がある作品規格

第78回となる2027年の市展に向けた協議では、各部門の作品規格についても具体的な変更案が出されています。
特に話し合われたのが、写真部門と書部門の規定です。
写真部門では画像の加工に関する規定をさらに整理するとともに、生成AIに関する規定を追加する案が示されました。
一方、書部門では、帖・巻物の長さに関するサイズ規定をなくし、パネル仕上げを可能にする2点が提案され、作品規格修正案に追記されることになりました。
こうした変更が実施されれば、2027年の市展に出品する人にとって、作品制作や応募前に確認しておきたいポイントになりそうです。
写真部門で加工規定と生成AIへの対応を協議
写真部門では、作品の加工に関する規定について、さらに詳細なルールを整える方向で協議されました。
今回の会議では、写真作品の加工規定に加えて、生成AIに関する規定も募集要項に盛り込む案が示されています。
近年、写真の編集や生成AIを利用した表現方法が広がるなか、市展においてどこまでの加工を認めるのかを明確にすることが検討された形です。
ただし、ここで示された内容は2027年の市展で確定した規定ではありません。
会議では今後の募集要項に反映する案として扱われているため、実際に出品する場合は、正式な募集要項が公開された段階で最新の規定を確認する必要があります。
書部門では「帖・巻物」と「パネル仕上げ」を協議
書部門では、作品の形式について2つの見直し案が示されました。
1つ目は、帖・巻物について、これまで設けられていた長さや大きさに関する規定をなくすことです。
2つ目は、作品の仕上げ方としてパネル仕上げを認めること。
これらについて、改訂する募集要項案に追加する方向で協議されました。
このため、2027年の第78回市展では、書部門の作品形式がこれまでと変わる可能性があります。
マッツただし、こちらも委員会で協議中の段階での内容なので、実際の出品時には正式な募集要項の確認が必要です。
岸和田市の市展の各部門は今後も続く?出品者減少と「15人」の基準案

第78回市展に向けた協議では、作品規格だけでなく、各部門を今後も継続していくかどうかについても議論されました。
その背景にあるのが、一般出品者の減少と高齢化です。
会議では、出品者数の減少や高齢化が目立っていることを踏まえ、各部門を継続するための基準について具体的な案が示されました。
ただし、ここで示された案については、各部門の状況や意見を踏まえて検討されている段階です。
出品者の減少と高齢化を背景に「15人」の基準案
第2回市展委員会では、出品者数の減少や高齢化が顕著になっていることを踏まえ、各部門を継続するための目安として、15人程度を最低ラインとする案が示されました。
この案では、出品者が15人に満たない部門について、翌年度以降の一定期間、開催を休止することが想定されています。
これは市展の各部門を今後も維持していくために、出品状況を基準の一つとして判断する考え方です。
ただし、ここで示された「15人」は、あくまで委員会で出された案です。
2027年の第78回市展で、この基準が正式に採用されると決まったわけではありません。
各部門の継続については第3回委員会で再検討
各部門を今後も継続するかどうかについては、第2回市展委員会で結論が出たわけではありません。
会議では、それぞれの部門について意見が出され、今後の継続については各部門で検討したうえで、第3回市展委員会で改めて協議することになりました。
第3回委員会は12月に開催される予定で、各部門の継続に関する協議に加え、今年度の市展の結果報告、次年度の委員や募集要項に関する内容などが議題となる予定です。
2027年の第78回市展については、今後の委員会で各部門の扱いがどのように整理されるのかが一つのポイントになります。
なぜ出品者が減っている?各部門から出た意見と課題

各部門の継続について協議するなかでは、単純に出品者数だけを見るのではなく、「なぜ出品につながりにくくなっているのか」という課題についても意見が出されました。
会議録では、日本画や俳画、陶芸などについて、日頃から作品を発表する機会が限られていることや、作品を制作して市展に出品するまでのハードルが高いことが指摘されています。
また、市展への出品者を増やすため、これまでマドカホールや浪切ホールで講習会を実施してきたものの、出品者増加にはあまりつながっていないの説明もありました。
一方、写真部門については、一定数の出品者がいるものの、こちらも減少傾向にあるとされています。
部門ごとに事情は異なるものの、出品者の減少という共通の課題を抱えていることが分かります。
こうした状況を踏まえ、各部門では市展への参加につながる方法や今後の継続について意見を出し合っています。
開催の有無だけでなく、各部門がどのように参加者を確保していくのかも重要なポイントです。
日本画・俳画・陶芸などは出品までのハードルが高い
会議では、部門ごとに出品者が減少している背景についても意見が出されました。
日本画、俳画、陶芸などについては、日頃から作品を発表する機会が限られていることに加え、「作品を制作して市展へ出品すること自体のハードルが高い」との意見が出ています。
今後の市展では、単に募集を続けるだけでなく、各部門への参加につながる仕組みをどう作るかも重要になりそうです。
第3回市展委員会では何が話し合われる?

2027年の第78回市展に向けて、今後の動きを知るうえで重要になるのが、第3回市展委員会です。
第2回委員会では、各部門の継続について結論を出さず、それぞれの部門で検討したうえで、第3回委員会で改めて協議することになりました。
第3回委員会は2026年12月に開催される予定で、現時点では次のような内容が議題として予定されています。
- 各部門を今後も継続するかどうか
- 今年度の市展の結果報告
- 次年度の市展委員会の委員について
- 次年度の募集要項に関する内容
第2回委員会で出された「15人」という基準案や、部門ごとの出品者減少への対応についても、今後の協議でどのように整理されるのか注目されます。
マッツ今後、市から正式な募集要項などが公開された際には、今回の協議内容とあわせて確認することが重要です。
岸和田市の市展2027は今後どうなる?

2027年の第78回市展については、現時点で開催内容や各部門の扱いがすべて決まっているわけではありません。
しかし、第2回市展委員会では、作品規格の見直しや各部門の継続に関する具体的な案が示されるなど、来年度に向けた協議が進んでいることが分かりました。
特に、写真部門では加工規定や生成AIへの対応、書部門では帖・巻物やパネル仕上げに関する見直しが検討されています。
また、出品者の減少や高齢化を背景に、各部門の継続について「15人」という基準案も示されました。
一方で、日本画や俳画、陶芸などでは、作品を制作して出品するまでのハードルの高さや、講習会が出品者の増加につながっていないことなども課題として挙げられています。
マッツ今後は第3回市展委員会で各部門の継続について改めて協議される予定です。

