岸和田市がふるさと納税の寄附受付に利用している「ふるさとチョイス」で、個人情報の流出が公表されました。
岸和田市を通じてふるさと納税をした方や、ふるさとチョイスを利用したことがある方の中には、次のようなことが気になっている方もいるのではないでしょうか。
- 岸和田市に寄附した自分も対象なの?
- どのような個人情報が流出したの?
- パスワードの変更など、何か対応したほうがいい?
こうした疑問を解消するには、運営会社の発表と岸和田市の案内を分けて確認することが大切です。
そこで、この記事では、ふるさとチョイスの情報漏えいについて、岸和田市の寄附者への影響や流出した情報、寄附者が注意したい点を解説します。
マッツ寄附控除の試算額から収入を推測される可能性についても、確認できた事実に基づいて整理します。
「ふるさとチョイス」の情報漏えいで何が起きた?

ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」で、第三者による不正アクセスが発生し、会員の個人情報が外部に流出したことが2026年10月20日に公表されました。
運営会社の株式会社トラストバンクによると、不正アクセスがあったのは10月17日です。
10月19日に通常とは異なるアクセスを確認して調査したところ、個人情報の流出が判明しました。
不正アクセスによる個人情報流出が公表された
ふるさとチョイスの運営会社が10月20日時点で公表した流出件数は、4,454,097件です。
また、今後の調査によって件数や情報項目が変わる可能性もあります。
運営会社が公表した内容と岸和田市の対応
岸和田市は、ふるさと納税の寄附受付に「ふるさとチョイス」を利用しています。
今回の不正アクセスを受け、市もサービスの一時停止について案内し、注意を呼びかけています。
運営会社は、外部の専門家とともに原因や影響範囲の調査を進めると発表しました。
今回の発表で重要なのは、サービスへの不正アクセスだけでなく、会員の個人情報が実際に外部へ流出したことが確認されている点です。
流出した個人情報は?寄附控除の試算額も対象に

運営会社の株式会社トラストバンクは、2026年10月20日時点で6項目の個人情報が外部に流出したと公表しました。
流出が公表された個人情報の項目
運営会社の発表によると、流出が確認された情報は次のとおりです。
| 情報項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 会員の名前 |
| メールアドレス | 登録したメールアドレス |
| 住所 | 登録した住所 |
| 電話番号 | 登録した電話番号 |
| パスワード | ハッシュ化されたパスワード |
| 寄附控除試算額 | ふるさと納税の控除額の目安を試算した情報 |
以上の6項目の個人情報が外部に流出したと公表されました。
パスワードはどのような状態で流出したのか
今回流出した情報には、ハッシュ化されたパスワードが含まれています。
ハッシュ化とは、パスワードを一定の計算処理によって別の値に変換する仕組みです。
ただし、ハッシュ化されていれば絶対に安全というわけではありません。
使用された方式や設定などによっては、元のパスワードを推測されるリスクもあります。
マッツハッシュ化の方式や設定によってリスクは変わるため、ハッシュ化されていても絶対に安全とはいえないということです。
岸和田市に寄附した人も情報漏えいの対象になる?

岸和田市は、ふるさと納税の返礼品掲載や寄附受付に「ふるさとチョイス」を利用しています。
今回の情報漏えいについて、市は運営会社からサービスの一時停止に関する連絡を受けたと公表しました。
一方、岸和田市に寄附した人が今回の情報漏えいの対象に含まれるかどうかは、現時点では確認できていません。
寄附控除の試算額から収入を推測される可能性は?

今回流出した情報のうち、注意したいのが「寄附控除試算額」です。
この金額を手がかりに、利用者の年収を推測される可能性があります。
寄附控除の試算額から年収を逆算できる可能性がある
ふるさと納税では、年収や家族構成などをもとに、税金の控除を受けられる寄附額の上限を試算できます。
そのため、寄附控除試算額が分かれば、控除上限額の目安と照らし合わせることで、年収の範囲を推測できる場合があります。
寄附控除の試算額は、寄附者の税金に関する情報の一つです。
氏名や住所などの個人情報とともに流出したことで、寄附者のプライバシーに関わる情報が第三者に渡った点にも注意が必要です。
試算額だけで正確な年収が分かるわけではない
ただし、寄附控除の上限額は年収だけで決まるわけではありません。
配偶者や扶養家族の有無、各種控除などによっても変わるため、試算額だけで正確な年収を特定できるわけではないということです。
一方で、氏名や住所などの情報と組み合わせれば、収入水準を推測する手がかりになる可能性はあるので念のため注意は必要です。
マッツ今回の情報漏えいによって、実際に年収が特定されたという事実は公表されていません。
ふるさとチョイスの利用者が確認・対応したいこと

今回の情報漏えいを受け、ふるさとチョイスの利用者は、パスワードの使い回しや不審な連絡に注意する必要があります。
ほかのサービスで同じパスワードを使っている場合は変更する
ふるさとチョイスと同じパスワードを、メールやネットショッピングなど、ほかのサービスでも使っている場合は変更しましょう。
今回流出したパスワードはハッシュ化されていると公表されていますが、元のパスワードを推測される可能性がないとは言い切れません。
同じパスワードを使い回していると、ほかのサービスにも不正ログインされるおそれがあります。
マッツ変更する際は、サービスごとに異なるパスワードを設定することが大切です。
不審なメールやSMS、電話などに注意する
氏名や住所、メールアドレス、電話番号などが流出しているため、今回の件に便乗した詐欺や不審な連絡にも注意が必要です。
例えば、運営会社や自治体を名乗り、個人情報やパスワード、クレジットカード情報の入力を求めるメールやSMSが届く可能性があります。
身に覚えのない連絡に記載されたリンクは安易に開かず、公式サイトから情報を確認してください。
運営会社の公式発表で最新情報を確認する
今回の情報漏えいについては、運営会社が原因や影響範囲の調査を進めています。
調査の結果、新しい情報が公表される可能性もあります。
利用者は、ふるさとチョイスの公式サイトや株式会社トラストバンクの発表、岸和田市の公式サイトを確認し、最新の案内に従いましょう。
不確かな情報だけで判断せず、公式発表で確認できた内容をもとに対応することが大切です。
不正アクセスによる寄附者様情報の外部流出に関するお詫びとお知らせ|株式会社トラストバンク
ふるさと寄附サイト「ふるさとチョイス」への不正アクセスによる個人情報流出への注意喚起について|岸和田市役所
岸和田市の寄附者は公式発表を確認し、不審な連絡に注意を

今回の情報漏えいについては、今後の調査によって影響範囲や流出情報の詳細が更新される可能性があります。
ふるさとチョイスを使って岸和田市への寄附経験がある方は、現時点で対象かどうかを自己判断せず、公式発表の更新を確認してください。
マッツすぐできることとしては、パスワードを使い回している場合は変更することで、二段階認証などがあれば更に安心です。

